設計監理料は、建物の用途・種類、工事の種類(新築か、増築か、リフォームか、等々)、工事の金額、設計に際して必要な資料の有無(測量が必要か、現場調査の難易度、等々)また、平成19年度の建築基準法の変更によって導入された適合性判定の必要性の有無など個々のプロジェクトの条件で変わってきます。
また旧建設省が告示1206号の中で設計監理料の基準を示していますが、これに従って算出すると一般的には高額になりすぎてしまうので、採用していません。
一方、耐震診断や耐震改修設計については一般的な設計監理とは基準が違ってきます。
このような事情から、仕事の内容を見ながら、個々に説明させていただいておりますが、名古屋市内およびその近郊での一般的な新築工事の場合、目安として下記のようになります。
設計監理料は工事費に対してこの設計料率を掛けて算出しています。
(敷地測量費用、地質調査費用、確認申請審査手数料、近隣対策費、電波障害調査費等は別途となります。)
建築物の用途等 |
設計料率 |
工場、倉庫等 | 5〜7% |
事務所、共同住宅等 | 4〜5% |
病院、診療所、店舗、料理店等 |
7〜10% |
戸建住宅(一般的な木造戸建住宅を除く) |
10%前後 |
一般的な木造戸建住宅 | 8〜10% |
プロジェクトによっては開発行為を伴うものもありますが、それに関しての設計監理料や各種手続き費用は別途となります。